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糸井重里さんのキャッチコピー

よくないものをコピーで売るなんて、やめたほうがいい。

と発言で物議を醸し出している糸井重里さん。

1980年代に数々のコピーを作ってきた糸井重里さんからこう言われると、キャッチコピーが書けなくなってしまいそう。。
ずしっと響きます。

というのはさておき、素晴らしいコピーで良い商品を爆発的に売ってきた糸井重里さんのキャッチコピー広告とその考え方をまとめてみました。

糸井重里の考え方

とにかく、“できた!”と思えるレベルに達するまで書き続ける。

とくに広告コピーは短い文章が多いですから、いくつかの文章はわりと手早く書けちゃうわけです。そこで大切なのは、それがどの程度の完成度なのかを、自分自身が理解できているかどうか。僕の場合、自分に課す最低ラインは85点に設定していました。だから、仕上がったコピーが82点くらいのクオリティにしか感じられない時には、徹夜してでも考え続けるしかなかったんです

クライアントに出せるかどうかで最低ラインを決めてしまいがちですね。自分が書くキャッチコピーに最低ラインを設けるというのは実施できそうで、それをまた妥協してしまいそうです。

スラスラとデタラメを書く技術がどれほど上がったところで、人の心には響きません。

真面目に向き合った内容を書かないとダメということですね。確かに人から説得するとき上手な言葉を並べられるよりも表現は下手でも気持ちや熱意が伝わる喋り方をされた方が説得されてしまいますもんね。気持ちに嘘をつかずに文章を書かないとダメなのですね。了解いたしました。

以上、マイナビニュース インタビュー抜粋です。

糸井重里 キャッチコピー集

まず、総理から前線へ。

1982年にコピーライター糸井重里氏、デザイン浅葉克己さんで作られた広告ですが、まさに「今」話題になっている広告。 天野祐吉さんが雑誌「広告批評」で反戦広告特集(1982年)をやるというから作ったそうですが、当の糸井重里さんは後悔しているみたいです。

とにかく死ぬのヤだもんね。


「広告批評」の反戦広告特集。
このコピーはいま考えると「言葉としてできてねぇな」って思っているそうです。

おいしい生活。

代表的なコピーですね。

1982年に、西武百貨店の広告に使われたキャッチコピー。
アートディレクターは浅葉克己さん。

おいしい生活というキャッチコピーができたのは、その前の広告「不思議、大好き」のロケ地のご飯がすごくまずいというストレスの中で食べた飛行機の日本食のおいしさに「おいしい」ということが一番なんだと思いついてできたそうです。

ボディコピーも良いです。

甘いばかりじゃ、退屈です。
辛い、苦い、酸っぱい、渋い、と、
いろいろあるのがオトナの生活。
問いたいのは味であります。
身も心もとろけるようなおいしさ。
よく噛みしめてわかる深遠なるおいしさ、
ちょっとクセのある不思議なおいしさ、
味のないのは嫌い、まずいのはダメ。
自分のおいしさをさがすトリップは、
そのまま、自分の生活をさがすことらしい。
美味しい人に逢って、おいしい本を読んで、
おいしいファッションを見つけて、
おいしい時間を過ごす。
そんな生活、理想に終わらせたくないな・・・。
あなたと一緒に、西武も、
もっとくしんぼになるつもりの1982年です。

ほしいものが、ほしいわ。

1988年西武百貨店の広告。
欲しいものが何かわからないけど、何かほしい。という当時の消費者の本質をコピーにした広告。
左の女性は若かりし頃の宮沢りえさんです。

ほしいものはいつでも
あるんだけれどない
ほしいものはいつでも
ないんだけれどある
ほんとうにほしいものがあると
それだけでうれしい
それだけはほしいとおもう
ほしいものが、ほしいわ。

くうねるあそぶ。

糸井重里プロフィール

1948年生まれ。群馬県出身。コピーライター。仲畑貴志らとともに、コピーライターブームを作る。79年に糸井重里事務所を立ち上げ98年にwebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。1日150万PVを超え、ほぼ日手帳など人気商品を生み出す。埋蔵金やゲームMotherをつくるなど、やりたいことをたくさんやっている。奥さんはSoftbankのCMに出演している樋口可南子。愛犬はブイヨン。